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レナトスさんに抱えられ、止血をしつつ話を頭に入れこんでいく。
ふとオーターさんの方を見ると、砂になってはじけ飛んでしまっていて、気づくと私の後ろにいたマッシュさんに杖を向けていた。
ライオ「先程神覚者の総意、まだ意見を言っていないだろう。このオレ様が。」
オーター「…貴様の意見など求めてない。」
全く困った人達だねぇ…あ、扉の前に誰かいるな。
多分校長とレインくんだろうし、仲裁はしない方が身のためかも。
ドォォォン!!
そのとき、思った通り扉の前にいた人は校長とレインくんだった。パルチザンで仲裁していたので、まじで割入らなくて良かった。
*
校長の話している、”理想”。それの原点は校長本人なのか、はたまた師か何かしらからの教えなのか……
貴方「(好きだな、そーゆーの。)」
だからか。最後のオーブ、真情を司るオーブが、この世界を選んだのは。
合点がいった表情をしていると、頭を下げる校長とブレスさん、レインくんの様子についにオーターさんが折れたようで、条件はつけてあるけど処刑は免れたようだ。
貴方「案外不器用なんだねぇ〜…」
レナトス「…お前、誰のこと言ってんの」
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藤s - いつも楽しく読ませて頂いてます!!52話ちゃんが行方不明になってます…(> <。) (5月9日 22時) (レス) id: 5ee7a1b786 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - あかりさん» ご指摘ありがとうございます。申し訳ございませんでした。 (3月29日 7時) (レス) id: 139eb9e035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2024年3月21日 20時