エルの過去話1! ページ15
エルside
「お前には回復以外の取り柄がない」
魔力があることが判明して、属性を診てもらった次の日から毎日のように言われ続けてきた言葉でした
母も父も優秀な2属性持ちの魔法使いで沢山の魔物を討伐していた、そんな街でも有名な二人の子となれば、存在しない3属性持ちだって夢じゃないんじゃないか?なんてある訳のないこと言っている人もいました
でも、魔力は絶対に遺伝するとは限らない…親より強くなるか、弱くなるかなんで全く分からないから
「エルさん、貴方の属性は残念ながら、、
無属性です。あの御2人の子ですのでなにかの間違いかと思いましたが__」
「だ、大丈夫よ、エル!無属性だって優秀な魔法使いはいるわ!」
母は”まだ”優しかった
「……話しかけるな、お前はもうセセリア家の子ではない」
……父は私に沢山期待してくれていた、幼い頃から杖の色は何がいいやどんな宝石魔法だろうか、と自分の事のように楽しみにしてくれていたのに
私はそんな期待を裏切る結果になってしまった
「…エル、貴方には才能がないわ」
ついに母にまで突き放されてしまった、テストを受けさせてくれた母から渡された紙には魔法テストの結果が書かれていた5段階評価で回復魔法は5でそれ以外は1、たまに2があるくらいでした
「……!ぅ…憧れていたのにっ…」
泣いたってどうしようもなくて、でも現実が受け入れられなかった物心ついた頃から憧れていた
キラキラしていてぱっ、と皆を笑顔にしてくれる素敵な魔法使いに私はなれない_
✧• ─── ✾ ─── •✧
その後からの日々は酷いものだった、家の掃除等の家事をし、唯一上手く使える回復魔法を討伐帰りの両親に行ったり、そうしているうちに回復系の宝石魔法まで出現してしまった、
親はそれを利用し友達の魔法使いの傷まで治せと言ってきた、最初は気絶するほど痛かった…どこまで治せるのかと足が折れた人を連れてきた時は、骨が折れた痛さを私も受けるだと思うと怖くて仕方がなかった、
もちろん結果は気絶するほど痛かったが、治せてしまった死以外ならなんでも治せてしまうんだと分かった
ある日そんな日々にも慣れた頃親に言われた
「グロリアス高等魔法学園を目指しなさい」
「……え、ぁ…」
回復魔法をさらに鍛えてこいということですか…?それともこの家から追い出すためですか?
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うるる(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!!リボンちゃん可愛すぎて書いてる私も楽しかったです!!頑張りたいです!() (4月21日 19時) (レス) id: 1c6b71a8b3 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 遅れましたがリボンを出してくださりありがとうございます!見てるときずーっと嬉しくて変な顔してました…これからも頑張ってください! (4月21日 18時) (レス) id: 00940c2643 (このIDを非表示/違反報告)
うるる(プロフ) - 吉野郁さん» ありがとうございます!!そう言って貰えると嬉しいです(ㅅ´꒳`) (4月13日 8時) (レス) id: 1c6b71a8b3 (このIDを非表示/違反報告)
吉野郁(プロフ) - コメント失礼いたします!テディ君が可愛くて微笑ましく見させてもらってます〜!うちの子達も使える時どうぞ! (4月13日 7時) (レス) id: e1a6ee6954 (このIDを非表示/違反報告)
うるる(プロフ) - yuyu📢💚@占ツクで活動中!さん» こちらこそ!素敵なキャラを貸して下さりありがとうございます!またしっかり一人一人との絡みを書けたらなと思っております!✨ (4月12日 23時) (レス) id: 1c6b71a8b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うるる | 作成日時:2024年3月21日 22時